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鈴木貞美hp  What's new 2023-2020

 「鈴木貞美 hp」または「sadamisuzukihp.jp」で検索してください

2020−2013

2012−2006

 

編集が進行中です。

 〇『満洲事典』(筑摩学芸文庫)、原稿整理 

 〇 『座談会 日本文学史を編み直す』(全6巻)

  第1巻・総論篇(古橋信孝/錦仁/兵藤裕己と)。 11chiko No158-  連載決定

日本文芸史の可能性が次つぎに開けてきます

第2巻・古代篇(古橋信孝/藤井貞和/三浦佑之と)

日本古代文芸は、ここから新しい扉がひらきます。

〇『日露戦争の時代ー日本文化の転換点』平凡社新書。2023年1月16日刊行されました。

  「じんぶん堂」(新着)に案内が出ています。(2023.01.13)

 

〇 『わび、さび、幽玄―「日本的なるもの」への道程』 岩井茂樹と共編/水声社/2006/538

   中国語訳が進行中。2023年夏刊行予定です。

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報告と予定

2023年

〇2023/07/25

   宇治市紫式部賞選考委員会 京都

〇2023/04/22 

中村真一郎の会 (第18回総会) 明治大学駿河台キャンパス(お茶の水)

  記念講演会 2:30-4:45  司会

   田中優子 「中村信一郎と江戸」

   揖斐 高 「『雲の行き来』と元政上人」         

             田中優子さんは、中村真一郎の江戸3部作の特徴をわかりやすく解説、

            その仕事をわれわれがどう受け継ぐべきか、提起なさいました。

           揖斐高さんは、元政上人の出家前の「秘められていた恋」を解明 (中身は来年の会報で)

          王朝和歌文化に浸った情感表現の豊かな人でした。

          明末、公安派系漢詩人の陳元贇と意気投合して漢詩集『元元唱和集』を編んだ理由の一端にふれた気がしました。

          講演のあとで、公安派系漢詩は、日本では影響を残さなかったと伺いました。

         昨年に続き、充実した講演会でした。    

    〇ご報告

      安藤元雄会長が辞任なされ、総会で、鈴木が幹事長兼任で後を継ぐことになりました。     

      『中村真一郎手帖』No.18が刊行されました。

〇2023/04/09

「加賀乙彦さん追悼 『ことば』を回復する途」を『中村真一郎手帖』No.18に寄稿しました。

〇2023/03/29

   「満州国の光と影:「民族協和」が私たちにもたらしたもの」が nippon. com (ニッポンドットコム)で配信されました。

〇2023/03/07 水門の会 ナポリ・シンポ  クロス・メディアのナラティヴ研究(ZOOM)

〇2023/02/23 水門の会 パリ・シンポ 21-23 日 講評 (ZOOM)

〇『日露戦争の時代ー日本文化の転換点』平凡社新書。2023年1月16日刊行されました。

  20世紀への転換期、極東をめぐる国際情勢と日本の政治・軍事・経済・学芸の展開を総合的に捉え

   直す。「近代化=西洋化」「近代化-対-伝統保守」図式をともに覆し、日本文化の曲がり角を照射。

         ・ 天皇崇拝、武士道という「伝統の発明」、明治期「言文一致」神話を徹底的に解体再編、

   日本における「文学」概念の組み換え過程を示し、今日まで続く病弊のおおもとを抉る。

  ・井上哲次郎『勅語衍義』、新渡戸稲造『武士道』、志賀重昂『日本風景論』、

   北村透谷「内部生命論」、岡倉天心『東洋の理想』なとを徹底的に読みなおす。

  ・日露戦争については、バルチック艦隊撃破の意義、児玉源太郎と小村寿太郎の連携ぶりを解明

  ・産業構造のドラスティックな再編と「修養」の季節、宗教新時代の到来を明らかにし、

   日本の生命主義の特徴を指摘。象徴主義受容と「自然主義」概念の混乱、叙景・抒情の変容を明らかにする。

  ・大逆事件と大正デモクラシーの出発、鷗外の「興津弥五右衛門の遺書」の執筆動機を推理、

   漱石、荷風、上田敏の文明批判を比較、「国文学」システムの形成の問題点を抉る。

            さらにはユダヤ=キリスト教の絶対的超越神を「幼稚」とし西田幾多郎の生命主義哲学の出発を示す

2022年

〇2022/11/27 

                          宇治市紫式部文学賞贈呈式 講評

      奈倉有里さん『夕暮れに夜明けの歌をー文学を探しにロシアに行く』

〇集中講義・中国吉林大学外国語学院日文科 (ZOOMで)  

      テーマ 日本の近代化のしくみと「近代の超克」(8回)

      11/15(午後)・17(午後)・24(午後)・25(午後)・28(午前)・30(午後), 

                           12/01(午後) ・05(午前)        午前:9:00ー10:30 午後; 14:30ー16:00

      Wifi の状態が不安定で予定変更。聴講者の方々に、ご迷惑をおかけしましたが、全講義を終了しました。

〇2022/11/14

        『アナホリッシュ 國文学』第11号(白順社) 2022/11 が刊行されました。

           特集 「石川淳の世界ー文学と学問が拓く『自由』」

   対談 田中優子と 「石川淳という、多彩なる運動体」

〇2022/11/13

      「なぜ、日本におけるナラトロジーが必要か(3) 柳田國男の民俗学、その評価の問題, part2」に補遺

  柳田が折口のマレビト論を組み込んでいたという鈴木の見解につき、疑義が出されるかもしれません。

  柳田が「山宮論」で、自分の祖伸論は折口のマレビト論とはちがう、とした内実を問い直します。pdf

〇2022/10/19

    「なぜ、日本におけるナラトロジーが必要か(3) 柳田國男の民俗学、その評価の問題, part2」(130枚/400)

   季刊『iichiko 』No.156 (2022 Autumn)が刊行されました。 大学の授業で教材に用いられているそうです。

      柳田國男1920年代まで江戸随筆中の奇談と取り組んでいた。

         ・柳田國男における象徴主義受容を解明。『遠野物語』の文体は岩野泡鳴・田山花袋の一元描写の摂取による。

        ・柳田と高木敏雄との関係を整理しなおし、『明治大正世相史』『女性と民間伝承』の意義を明らかにする。

    ・『日本の祭』は、国家神道と徹底的に距離を置き、折口信夫「マレビト」論も取り入れていた。

〇2022/10/06  2022年度紫式部文学賞を記者発表しました。宇治市源氏ミュージアム 14:00~ 

      奈倉有里さん 『夕暮れに夜明けの歌をー文学を探しにロシアに行く』(イースト・ブレス)

      10/07 『毎日新聞』(京都版)・時事通信社、宇治市報に記事 表彰式は11/27 講評しました。          

〇2022/09/30

  宮澤賢治「オツベルと象」論、改稿2度目。『水門』31号に寄稿します。

  舞台をインドからフランス領インドシナへ転換。本文校訂も検討しなおしました。

      それとは別に、 詩「無声慟哭」の「ふたつの心」を解明。

〇2022/09/22 日文研共同研究『「満洲」という遺産』(ミネルヴァ書房)が刊行されました。

           満洲事変から『大東亜戦争』へ日本帝国主義の展開と事後解釈」(70/400)を寄稿。   

〇  2022/09/17   中村真一郎の会・「プルーストと中村真一郎」の司会をつとめました。

    吉川一義、三枝大修両氏の充実した講演がありました。

  場所・明治大学(お茶の水校舎, 研究棟第一会議室) 14:00~17:00 

〇2022/08/25

    ●『「日記」と「随筆」ージャンル概念の日本史』(臨川書店、2016)につき、誤記誤植訂正、加筆(青字)しました。

  何人かの方から、ご指摘いただいていたのですが、ようやく解決かついたところもあります。 missprint.web.htm

        関連して、『鴨長明ー自由のこころ』(ちくま選書、2016)及び『日本人の自然観』(作品社、2019)にも訂正追加が出

  ました。missprinttsuika

  ともに、五味文彦さんの『鴨長明伝』(山川出版社、2013年)中の一文に読み違いがありました。

  深くお詫びして、訂正いたします。

〇2022/08/23 

   なぜ、日本におけるナラトロジーが必要か(3) 柳田國男の民俗学、その評価の問題, part2」(130枚/400)

   季刊『iichiko 』No.156 (2022 Autumn)に寄稿しまし    

    

2022/08/19

  「なぜ、いま、満洲国か」(今年5月稿)をupします。 pdf

〇2022/07/30 

 「宮澤賢治二題ー『オツベルと象』『無声慟哭』をめぐって」(55枚/400字)を『水門』31号に寄稿。

〇2022/07/28

    『アナホリック國文學』第 11 号 特集「石川淳」に向けて、田中優子さんとの対談を収録。

〇2022/07/26

    第31回、紫式部文学賞選考委員会、終了。受賞作は、10/06に宇治市源氏物語ミュージアムで記者発表します。

 

〇2022/07/16

 〇「なぜ、日本におけるナラトロジーが必要か(3) 柳田國男の民俗学、その評価の問題, prt1」(100枚/400)

  季刊『iichiko 』No.155 (2022 Summer)に掲載されました。

 

       誤記訂正 p.39 下から3行目  レッド・パージ  → 公職追放

         p.43 10行目     坪井昭五郎   → 坪井正五郎

2022/04/21  かわさき市民アカデミー「人間学再論ー生病老死の思想」13:00〜14:30

  講演 「魂の行方ーなぜ、生命観から問うのか」

〇2022/04/15 季刊『iichoko No.154 (2022 Spring)に次の2本が掲載。  

  山本哲士との対談「日本語/物語と歴史を問い直す」(1)  

   「ヘイドン・ホワイト『メタヒストリー』もしくは、類型に憑かれた知性

                ―なぜ、日本のナラトロジーが必要か(第2章)」(140枚/400字)

〇2022/04/09 「『万葉集』の自然観

      奈良県立大学ユ―ラシア研究センター学術叢書3『奈良に蒔かれた言葉 近世・近代の思想』に寄稿。

〇2022/03/26   水門の会「日本文学と日本語教育が出会うとき」12:30-

                       講演 「翻訳の方法について―宮沢賢治の詩『「永訣の朝』三部作と童話『オツベルの像』を題材に」

2022/02/07      

        修羅は、自ら無声を命じー宮沢賢治「無声慟哭」の〈ふたつのこころ〉」(12枚/400字)を
     『西川哲郎研究』第3号に寄稿しました。

〇作品社より刊行された次の6冊が公共図書館、大学図書館、及び研究機関向けに電子書籍化されます。

 せっかくの機会なので、誤植訂正をお願いしました。

  『生命観の探究ー重層する危機のなかで』・『「日本文学」の成立』・『近代の超克ーその戦前・戦中・戦後』

  『「死者の書」の謎ー折口信夫とその時代・『日本人の自然観』・『歴史と生命−西田幾多郎の苦闘』

  


〇 2022/01/14

   季刊『iichoko No.153 (2022 Winter)に次の2本が掲載  

   ●兵藤裕己・山本哲士との鼎談「日本語/文学から日本文化の普遍を考える」(2)

 

   ●野家啓一『物語の哲学』第一章を脱構築する―なぜ、日本のナラトロジーが必要か(第1章)」(100枚/400字)

2021/12/23 

 『満洲国―交錯するナショナリズム』につき、誤記訂正です。

   中国語・中国史の専門の方がたから丁寧なアドヴァイスをいただきました。深謝します。

   よく吟味し、ここに訂正箇所を示します。 ミスプリ訂正

   読者の方々にはご迷惑をおかけしたこと深くおわびいたします。

〇2021/12/14

  ●日本的”自然”概念再考―基干文化史重建的文芸史研究(魏大海中文訳)が

   『日本文学研究; 日本文学研究会内子蒙古年会論文集』(李征・譚晶華・魏大海主編)青島出版社

   に掲載されました。

2021/11/07  宇治市紫式部文学賞贈呈式で、

   受賞作、黒田夏子さんの『組曲 わすれこうじ』について講評します。

 

〇吉林大学外国語学院日本語日本文学科大学院にリモートで

   集中講義2021/10/27, 29, 11/03,09   11/05には 公開講演「日本人の自然観」

 

2021/10/13 季刊『iichoko No.152 に掲載されています。

兵藤裕己・山本哲士との鼎談「日本語/文学から日本文化の普遍を考える」(1)

「三遊亭円朝の位置; 明治期『言文一致』再考?」(100 /400 )             ミスプリ訂正

 

2021/10/13

宇治市2021年紫式部文学賞 黒田夏子『組曲 わすれこうじ』講評 記者発表用 pdf

 

2021/ 9/11 『東京新聞』夕刊土曜訪問欄に、栗原淳記者インタヴュー記事 が掲載されました。

「満州抜きでは語れぬ 満州事変から 90 年 実像追い続ける」

 

2021/09/06 『日本人の自然観』の概略を組み込んだ論文が中国で刊行準備が進んでいます。

ここに日本語論文を pdf にして、公表します。

鈴木貞美「日本の『自然』概念文芸史・文化史の再構築に向けて」pdf

 

『中村真一郎手帖』No.16 に掲載されています。(2021/06/30)

「中村真一郎と三島由紀夫エロスと能をめぐって」(140 /400 ) ミスプリ訂正

 

田中優子・小林ふみ子・帆苅基生・山口俊雄との共著 『最後の文人 石川淳の世界』(集英社新書 2021/04/21)

「たとえば『文学』、たとえば『佳人』総合的石川淳論の方へ」(70 /400 )を寄稿。

 

神奈川近代文学館の企画展・創刊 101 年記念展

 「永遠に「新青年」 なるものミステリー・ファッション・スポーツ」(2021/0304)に寄稿

「昭和の大衆モダニズムをリード」(1000 )

 

2021/02/15 『満洲国交錯するナショナリズム』(平凡社新書)が刊行されました。

 

「満洲国」でっちあげ史観には穴がある。黒幕は宇垣一成だった。

「建国宣言」は誰が起草したのか? 「カイライ」にも主体性があった

「大豆モノカルチュア」、その貿易実績

 板垣征四郎 vs. 石原莞爾。 満鉄解体=「開発五ヵ年計画」の構造的矛盾

 中国語演劇に「反満抗日」。満洲文壇の実情。「満人」の小説はなぜ暗い? 

「満洲国」の経験は戦後に活きたか? などなど

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